仮想通貨

【DeFi】DEXの基礎知識・AMM・CEX/DEXの分類・イールドファーミング・インパーマネントロスを徹底解説

今回の記事では、DeFiのDEXについて解説していきたいと思います。

DEXについて理解することで、
①LPを作る事が何を意味しているのかを理解できるようになる
②DEX独自のトークンを持つメリットを理解できるようになる
③イールドファーミングの仕組みを理解できる
④Defiの何処がすごいと言われるのかの一部が理解できる

というメリットがあります。理解を深めたい方は、是非読んでみてください。

DEX(AMM)の何がすごいのか

DEXのAMMの凄さを説明する過程で、実際にDEXができあがるまでのプロセスを考えると分かりやすいです。

例えば、私が取引所を作りたかったとします。

現在、開発者は1BTCと60000USDTを持っているとします。

ですが、これだけの手持ちでは、取引所を作る事ができません。

理由は図上のように、
手持ちに対してテザー(USDT)が足りない状態になりトレードができない取引所になるからです。

2BTCを交換したいというユーザーが来た場合、対応するUSDTが不足していますので利用を断るしかありません。

その為、作り上げられたものが『DEX』の概念になります。

交換するためのトークンを他のユーザーにプールしてもらおうという発想です。

流動性をユーザーから提供してもらう事で、自分自身の資金がなくても結果的にトレードが可能になります。

ユーザーはあるトークンとあるトークンをペアとして取引所の取引用プールに提供します。これが流動性です。

この流動性を元に他のユーザーは通貨を交換でき、取引所のように利用することが出来ます。これが、『DEX(AMM)』の仕組みになります。

CEX・DEXの分類

DEXを理解する上で、対立の考え方であるCEXを理解することも重要です。
CEXはCentralized Exchangeの略称で、DEXはDecentralized Exchangeの略称です。

Centralizedとは、中央部分にあるように管理する運営会社が入ってあります。
※日本の取引所やBinanceなどもこちらに該当します。

Decentralizedとは、ユーザー同士が繋がっているイメージになります。
※PancakeSwapなどはDEXです。

取引所は、大きく分けてCEXDEXに分かれています。細かく言うと、DEXは板方式とAMMの2つに分けられています。

板方式は、買い板と売り板がありマッチングした人だけが取引できます。ただ、板が薄かったりするとマッチングできないケースがある為、そこを解消する方式なのがAMMになります。オートメイテッドマーケットメーカー(Automated market meker)の略で、自動で市場を作る仕組みになります。

AMMでは流動性プールにユーザーが流動性を提供してくれているため、通貨を交換したいユーザーが来た際に即座に通過の交換を実現することができます。

AMMのすごいところは開発者に資金がいらないという点です。ユーザーが提供してくれているプールで取引が可能になります。また、手数料の一部は運用資金に使う事ができ、流動性提供者には一部還元されます。

イールドファーミングとの関係性

DEXのAMMは「イールドファーミング」と非常に関連性が強いです。合わせてイールドファーミングにも詳しくなっていきましょう。

大前提:流動性が無いと取引ができない状態

このように、最初は流動性が全くない状態になります。この状態ではユーザーは取引できません。

その為DEX開発者としては流動性を増やしたいので、トークンを預けてくれた人に独自トークンとして+αの報酬を渡します。

提供者は、流動性を提供しないとファームに参加することができないので、独自のトークンを貰う為にファームに参加します。

これにより、流動性を作ることが可能となり、ユーザーが通過を交換できるようになります。

流動性プールが大きくなればなるほど、「多額の取引でも対応できる」「レートの変動が小さい」などユーザー側にメリットが生まれてくるため、利用者や取引手数料の増加に繋がります。

また、流動性提供者への取引手数料の還元や独自トークンの買い戻し(Buyback)などができ、独自トークンを所持している方にはメリットがあります。

結果的に、DEX自体の価値と独自トークンの価値を上げることができます。この一連の流れがイールドファーミングの関係性になります。

PancakeSwapで説明すると、PancakeSwapのDEXが利用されるほどCAKEの価格は上がりやすくなります。

トークン価格・流動性シェア・インパーマネントロスの解説

トークン価格とLPへの影響・インパーマネントロスの関係性について開設していきます。

結構質問される点で、勘違いされてるポイントを先にまとめてあります。

よくある勘違い

LP(流動性トークン)の作成・解体にはトークン価格は関係ない?

流動性を作成して解体すると、途中でトークン価格が変わっていた場合は中のトークンの比率が変わります。

トークンの比率が変わるということは、作成時よりもトークンが増えたり減ったりしているということです。

そのため、LP(流動性トークン)の作成・解体にはトークン価格との関係性があります。

LPを組んだ後にトークン価格が上がると損をする?

一部事実ではありますが、元本割れしているわけではないです。トークン価格が上がると、基本的には利益はでます。

ただ、インパーマネントロスと言ってLPを組まずに所持していた場合のほうが利益がでている事があり、損をしているという見解になります。

価格の上がりやすさ下がりやすさに流動性は関係ある?

流動性が少ないと価格変動が激しい為、価格が上がりやすくも下がりやすくもなります。そのため、流動性との関係はあります。

図から解説!インパーマネントロス!

インパーマネントロスについて理解する過程で、トークン価格とLPの関係性についても理解が深まってきます。

表にある①▶④の流れの中で、レートに変動があった際インパーマネントロスが発生しています。今回はBTCの価格が4倍になったと仮定しています。

図の※にあるように、流動性はトークン同士を掛け算した際同じ数になるように調整されています。その為、総流動性にある数字を見てもらうと分かるように、BTCが4倍になると片方のトークン比率が半分になりもう片方のトークン比率が倍になります。

②時点 BTC:USDT = 100BTC:5,000,000USDT (1BTC = 50,000USDT)

③時点 BTC:USDT = 50BTC:10,000,000USDT (1BTC = 200,000USDT)

流動性内でBTCは半減し、USDTは倍増しています。

①のままLPを組まずに持っていた場合と④のLPを組んで解体した後の数字の差額(50,000USDT)がインパーマネントロスになります。

LPを組まなかった場合 1BTC + 50,000USDT = 250,000USDT

LPを組んだ場合 0.5BTC + 100,000USDT = 200,000USDT

LPを組んだままでも利益は出ていますが、LPを作らなければもっと利益を出せていたという損失のことをインパーマネントロスといいます。

つまり、LPを組んでいてもトークン価格が上がれば利益となり、下がれば損失となります。それに加えてLPを組まなかった場合と比べてロスが起こるということです。

まとめ

DEX及びDeFiは、資金力がなくてもアイディアと技術力があればプロジェクトを立ち上げて動かすことができる為、開発者からすると革命的と言えると思います。

取引所の分類には、CEXとDEXがありDEXは更に二つに分かれています。今回は、その中のAMMという分野で展開されているイールドファーミングについて図を交え解説しました。

流動性プールが拡大すると、DEXの利用者が増え独自トークンの価値は上がります。そのため、DEX(特にAMM)を利用した運用は重要な戦略になるかと思います。

ただ、CEXと違い非中央集権型の為、リスク管理をしながら知識を持った上で取り組む事をおすすめします。

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みかん
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みかん(3mikan)です。 トークン/DEX開発経験があり、主に仮想通貨・DeFiについて情報発信しています! お仕事のご依頼やご相談はテレグラムの個人DMから、ご質問がある場合にはテレグラムのグループにてお願いします。