今回は、高騰銘柄BANANAを生み出したDEXである「ApeSwap(エイプスワップ)」について紹介します!
この記事ではApeSwapについての基本的な解説や、操作方法について解説していきます。
- ApeSwapの概要
- BANANAトークンの詳細情報
- ゴールデンバナナ(GNANA)の買い方・使い方
- IAOの概要
- NFAの概要
これらの内容を紹介していくので、利用したことがない方や興味がある方は是非読んでみてください。
ApeSwap(エイプスワップ)とは?
簡単にどんなものかと言うと、PancakeSwapのようなイールドファーミング兼DEXになります。
「ApeSwap Info」というページでは、全てのLiquidity(市場流動性)や概要などが確認できます。ちなみに、PancakeSwap Infoと似ているので普段からチェックしている人は見やすいかと思います。
また、ApeSwap InfoはPancakeSwapに比べると、毎度しっかり情報が更新されるので、安心感があります。
ApeSwapの機能
ApeSwapの機能やできることは以下の5つです。
- DEX機能(スワップ、ファーミング)
- Vaults機能(自動複利)
- IAO(IDO)
- NFA(NFT)マーケット
- ゴールデンバナナ(GNANA)への変換
現在の対応ネットワーク(チェーン)
現在の対応ネットワークは2つです。
- BSC(バイナンススマートチェーン)
- Polygon(ポリゴン)
ApeSwap(エイプスワップ)の独自トークンはBANANA
もともとはずっと$1で停滞しておりましたが、有名インフルエンサーなどが紹介したのをきっかけにいきなり高騰しました。(日本人は知ってる方おおいはず)
私自身$1くらいで持っていて、$7まで上がったときにある程度売りました。現在は$2程度に戻ってきています。
BANANAのトークノミクス(Token Economics)
BANANAのトークン詳細情報に関してです。
発行上限数(Hard Cap)
BANANAの発行上限数(hard cap)はありません。
開発側は「hardcapが無いことが投資する上での懸念点なのは分かるが、流動性提供のインセンティブを考慮して設定する予定はない」としています。
排出量(Emission)
排出量はファームなどの報酬で新規発行される数を指しています。
ブロックあたりのBANANA排出量 | 1日あたりのBANANA排出量 |
11 (10はファーミング、1は開発者へ) | 316,800 |
配布の割合
配布先 | ブロックあたりの報酬率 | ブロックあたりの報酬数 | 1日あたりの報酬 |
Farms | 75% | 7.5 | 216,000 |
Pools | 25% | 2.5 | 64,000 |
基本的に排出量や配布は普段は気にならないと思います。というのも、実際にはプールを利用しているすべてのユーザーとのシェア率によるからです。
詳しい補足はイールドファーミングの基礎知識の記事で紹介しています。ファームに関する理解がかなり深まります。
デフレーションメカニズム
トークン価格を維持する上でデフレ(トークンを減らす)機構は重要です。
- スワップ手数料の100%がBANANAの買い戻し→バーンに使われる
- IAOに利用されたすべてのBANANAはバーンされる
ApeSwap(エイプスワップ)各機能の簡単な紹介
ApeSwapのメニューにある各機能に関して紹介していきます。
- Trade(スワップ・LP作成解体)
- Farms / Pools(ファーム・プール)
- Vaults(自動複利機能)
- IAO(IDO機能)
- NFA(NFTマーケット機能)
- GNANA(ゴールデンバナナ)
①Trade(スワップ・LP作成解体)
メニューのTradeからExchange(スワップ)・Liquidity(LP作成/解体)ページに飛ぶことができます。
ここでは他のDEX同様スワップやLPの作成解体ができます。
最近はApeSwap関連がこの黒い画面のUIで新しい機能を追加してくることが多いです。(開発者が変わったんですかね…)
②Farms / Pools(ファーム・プール)
他のDEX同様FarmやPoolがあります。
ApeSwapは、古参のイールドファーミングなので割と初期段階からあるFarmです。
そのため、トップページの右下に表示されている通り、TVL(預かり資産)は約5億ドル($522,616,374)集まっていることが分かります
③Vaults(自動複利)
自動複利の機能であるVaultsも最近追加されました。UIはまた黒い画面です。
もともとはApeRocketというApeSwapの子プロジェクト的なところでVaultsを作っていたのですが、いつの間にかApeSwap内にできていました。
利用方法は他のBeefyなどのVaultsと同じです。
④IAO(IDO機能)
IAOは簡単にいうと無料でトークンがもらえる仕組みのことを言います。
ApeSwapのIAOのページを見てみると、BANANAとBNBのペアを組んでおくと新しいトークンのセールに参加できると書いてあります。
具体的には、BANANA-BNBで組んでいた数量で割り当てが決まり、その分の購入ができるという仕組みです。
ちなみに、ここでIAOをしたものはPoolに入ってくるので、仕組みとしてはスムーズにできているんじゃないかと感じます。
⑤NFA(Non Fungible Apes)(NFTマーケット機能)
仕組みや内容はNFT(非代替性トークン)とほぼ同じです。「Check out the NFA aftermarket at NFTKEY!」をタップすると実際に購入ができます。
そもそもNFTや、このNFAがビットコインやイーサリアムなどのコインとどう違うのかということを説明します。
例えば、現実世界で自分が百円玉を持っていたとして他の誰かと百円玉を交換しても特に困ることはありません。百円は百円です。
したがって百円玉は代替が可能な性質を持つと言えます。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨も基本的には同じで代替可能な性質を持っています。
一方で、NFTやNFAが扱うものは代替不可能なものです。例えば、絵画を購入したとして、他の絵とランダムに交換されるようなことがあっては困ります。
現在、NFTやNFAに紐付けられたアートや音楽は、数十億を超える金額で取引が成立していて、まさにバブルのような状態となっています。
そしてApeSwapのNFAは、謎のお猿さんが購入できるということなのですが、現在ApeSwapのNFAは具体的な使い方がありません。
ただ、NFTやNFAが注目されているので、今後ApeSwapにおいてNFAがないと特定の操作ができないといったことが増えてくるかもしれません。
⑥GNANA(ゴールデンバナナ)
元々はApeZoneという名称でした。BANANAをゴールデンバナナ(GNANA)に変換したり戻したりできます。
ここでは、独自トークンであるBANANAを使ってGNANAにミントする(購入する)ことができます。
購入したGNANAは、BANANAに戻すこともできます。ただ、レートが悪いのでGNANAからBANANAに戻すと元の数より減ります。
じゃあGNANAの何が良いのかというと、ApeSwapではGNANAを保有しているとIAOの追加割当や追加ファームが利用できるようになります。
このGNANAはBANANAトークンのバーンの資金として一部が使われています。
burnとは簡単にいうと、BANANA価値を維持するために定期的にBANANA自体の数を減らすシステムのことです。BANANAの仕組みのメカニズムの一部といった感じです。
廃止された機能:Lottery
これは他のプロジェクトでも見かけることがありますが「宝くじ」になります。
2BANANAで1〜14の数字の中からランダムに組み合わせた数字4つのチケットを1枚を購入することができます。
宝くじと仕組みは同じで、参加者が購入する際に使用したBANANAを分配するシステムとなっており、集まったBANANAの一部はburn、一部は次回への持ち越しとなります。
ApeSwap(エイプスワップ)ファーム操作方法・GNANA買い方
ApeSwapのファーム操作方法とGNANAの買い方を紹介していきます。
特にGNANAはApeSwapの特徴的な機能で、他のDEXには無いので慣れていない方も多いでしょう。
ファーム操作方法
今回はBANANA-BNBのLPを組んで預け入れたいと思います。
まずはBANANAを購入するので、トップページの左側にある「Trade」をタップし「Exchange」をタップします。すると下の画像のように表示されます。
続いて、通貨と数量を選択します。選択し終わったら「Swap」ボタンをタップします。今回はBNBでBANANAを購入します。
「Confirm Swap」をタップします。
右側に表示された画面の「確認」をタップします。
次にLPを組んでいきます。上にある「Liquidity」にタブを合わせ、「Add Liquidity」のボタンをタップします。
「数量」と「通貨」を選択し、「Supply」ボタンをタップします。
今回はBNBとBANANAをLPを組むので、BNBとBANANAを選択し、数量MAXで組みます。ちなみに反映に数秒〜数十秒かかるので、「Supply」ボタンが表示されるまでに少し時間がかかります。
「Confirm Supply」をタップします。
「確認」をタップします。
反映まで数秒かかりますが、LPが組めるとページ上部に表示が出ます。この表示が出たらOKです。
続いてFarmしていきます。
まずは左側にある「Farm」をタップします。次にBNB-BANANA LPの「Approve Contract」をタップします。
「確認」をタップします。
数秒すると反映されるので「Stake LP」をタップします。
数量を入力して「Confirm」をタップします。今回はMax預けます。
「確認」をタップします。
このような表示になったら操作完了です。
預け入れているとBANANAが増えていくので、自分のタイミングで「Harvest(収穫)」してください。
引き出したい時は、「ー」をタップします。
いくら引き出すのか数量を入力して「Confirm」をタップします。
「確認」をタップします。
「BANANA-BNB LP」の表示が変わっていればUnstake(引き出し)完了です。
LPの解体をする場合は、左側にある「Trade」をタップし「Liquidity」をタップします。
「BANANA-BNB」をタップします。
「Remove」をタップします。
どれくらい解体するのか選択して「Remove」をタップします。
「Confirm」をタップします。
「確認」をタップします。これでLP解体操作の完了です。
GNANA操作方法
まずはBANANAをミントする必要があるのでその操作から解説します。
ページ右側にある「ApeZone」をタップして、数量を入力し、「Approve Contract」をタップします。
「確認」をタップします。
「Buy」をタップします。
「確認」をタップします。これでGolden Bananaの購入が完了しました。
反映されると、このように表示が変わります。
このGolden Bananaを保有することで、いくつかのPoolなどが特別に利用できたりします。
注意点ですが、Poolした後にUnstakeして、GNANAからBANANAに変える場合は、GNANAが「1」以上ないと変えることができないので注意してください。
画像を見て気づいた方もいるかと思いますが、割りがあまり良くないので、GNANAを使ってPoolした後、すぐにUnstakeしてBANANAに変えるのはお勧めしません。
ApeSwap(エイプスワップ)のロードマップ確認
ApeSwapのロードマップを翻訳しながら見ていきたいと思います。
April 2021 : (4月)
・高度なバーニングメカニック(マシン)の導入
・ユーザーインターフェースのリヴァンプ
・NFAページの強調(推進)
May 2021 : (5月)
・新しいファームの追加
・NFAを使ってイニシャルプラットフォームに参加できる
June 2021 : (6月)
・ガバナンスメカニズムの統合
September 2021 : (9月)
・オートコンパウンディングとボルツ(ボルトを自社で自作する)
今、AutoFarmやbeefyなどでやっているボルツを自社で始めるようです。
おそらくですが他のトークンもボルツ利用できるんじゃないかと思っています。
ApeSwap(エイプスワップ)まとめ
ポテンシャル的にはPancakeSwapを同じくらいのポテンシャルを持っていると思っています。
それが評価されてBANANAの価値も上がり、TVLもどんどん上がっていると感じます。
購入を考えている人は、情報収集した上で購入してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。