今回の記事では、国内・海外の仮想通貨取引所について解説していきます。
仮想通貨を始めるにあたって一番最初にすることは、仮想通貨取引所で口座を作ることです。入口の環境選びは大切だと思いますので、『どこの取引所がいいか悩んでいる』『ポイント毎に使い分けたい』そんな方の参考になれば嬉しいです。
仮想通貨は単純な操作ミスでお金が紛失することもあります。取引所が使いにくいばっかりにそういった事態に巻き込まれないようにしっかり選びましょう。
また、操作がしっかり合っている場合にも資金が反映されないという場合があります(大体取引所のシステムバグです)。そんな時でもサポートの対応が早ければすぐに資金を反映してもらえますので、サポートの良さも比較対象に入れています。
仮想通貨取引所とは
ここ数年で急激に増えた仮想通貨取引所ですが、日本国内でも20以上の取引所があります。
仮想通貨取引所には、『販売所』『取引所』の二種類ありどちらも仮想通貨を購入する事ができますが、利用の仕方が異なります。
販売所:両替のイメージです。基本的に、販売所と取引をします。
▶今すぐ欲しいという方は販売所がおすすめ!
取引所:売りたい人・買いたい人が居て売買が成立します。取引所と取引をするのではなく、ユーザー同士で取引をします。
▶できるだけ自分の希望価格で!安く買いたい!高く売りたい!そんな方におすすめ!
今回は取引種類が豊富な、仮想通貨取引所について紹介していきます。
初心者の方にとっては、販売所での取引の方が簡単かもしれませんが、手数料重視でいきたい!レバレッジ取引がしたい!充実したサービスを知りたい方は是非参考にしてください。
仮想通貨取引所選びのポイント3つ
取引所選びのポイントは人によって様々だと思います。
自分が持っている仮想通貨がどの取引所でも利用できるとは限りません。そのため、コインの取り扱い種類を重視する方や入金の方法も様々なので自分が重視したいポイントを抑えることが大切になります。
今回は初心者向けに、利用する上でここは抑えたい部分をまとめました。
①取引量(流動性)
よく、板が薄い・厚いという事を耳にすると思います。
板の量は非常に重要で、買いたい人・売りたい人が多いほど取引が成立しやすくなります。そのため、流動性が多いほど自分自身で決めた数量や価格で取引が可能になります。
また、流動性はDEX(分散型取引所)のAMMに必要な知識です。この『流動性』を理解することで、トークン価格が何で決まっているか動きを理解することができるので取引所選びでも大事なポイントになるでしょう。
自分がオーダーしたい価格で取引を成立させたい方は重要視することをおすすめします。『流動性』について更に理解を深めたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
②使いやすさ(見やすさ)
仮想通貨の相場の変動はとても激しい為、取引をスムーズに行う事ができるという点は非常に大切だと思います。
取引所を利用するタイミングは様々だと思いますが、外出先などパソコンを利用しにくいタイミングの際は携帯アプリからも利用ができるととても便利です。
その為、携帯のスマホアプリからでも売買ができるという点や画面の見やすさなどがポイントになります。しかし、スマホよりもパソコンの方が操作がしやすいという取引所も存在します。
パソコンを利用しにくい時や本職や休日などといったちょっとした時に携帯で市場を確認したい方は一つ取引所選びの際にチェックすることをおすすめします。
③手数料(コスト面)
取引所では、入金・出金・送金手数料/レバレッジ手数料など様々な手数料があり通貨によっても異なります。
入金手数料が無料でも、出金する際に手数料が発生する所も少なくないのでしっかり確認していきたいです。
また、注文の仕方によっても手数料が異なってきます。利用する前に一度自分がしたい取引方法などの手数料は確認しておきましょう。取引後も手数料を考えた利益幅を運用することも大切です。
自分の大事な資産を、余分に消費しない為に手数料は無視できないポイントです。
大手仮想通貨取引所の流動性を比較
国内・海外の大手取引所を流動性が高い順に比べて行きたいと思います。
取引所名 | 本拠地 | 流動性 | 取引高(24時間) | 週訪問数 | 銘柄数 | 総ランキング |
BINANCE | 海外 | 816 | $31,397,208,691 | 31,922,013 | 398 | 1 |
Coincheck | 国内 | 683 | $192,447,881 | 863,290 | 17 | 14 |
Bitbank | 国内 | 633 | $121,133,031 | 293,284 | 11 | 43 |
bitFlyer | 国内 | 624 | $313,138,227 | 789,515 | 8 | 15 |
Bybit | 海外 | 608 | $285,521,253 | 3,518,540 | 62 | 16 |
Bitget | 海外 | 525 | $861,009,631 | 149,741 | 113 | 88 |
上記数値はCoinMarketCapを参照しています。
総合ランキングは、ウェブトラフィック係数、平均流動性、取引高、および取引所によって報告された取引高が正当であるという確信に基づいて、取引所のランク付けがされています。
仮想通貨取引所の手数料比較
取引所名 | 銘柄数 | 取引手数料 | 出金手数料 | 入金手数料 | スマホアプリ |
GMOコイン | 14 | 販売所:無料 取引所: 指値0.01%/成行0.05% | 無料 | 無料 | ◎ |
bitFlyer | 13 | 一部無料 | 三井住友銀行:440円 三井住友銀行以外:770円 | 住信SBIネット銀行からの日本円のみ無料 | ◎ |
コインチェック | 17 | 無料 | 407円 | 銀行無料 コンビニ1018円 クイック入金入金:金額×0.11% + 495 円 | ◎ |
DMMBitcoin | 12 | 販売所:無料 取引所:無し | 無料 | 無料 | ◎ |
Bybit | 62 | 指値0.025% 成行0.075% | 通貨によって異なる | 無料 | ◎ |
Binance | 260 | 一律0.1% | 通貨によって異なる | 無料 | ◎ |
Bitget | 113 | 指値0.04% 成行0.06% | 通貨によって異なる | 無料 | ◎ |
各取引所によって手数料は異なります。
取引手数料・出金手数料・入金手数料について比較していますがその他にも発生する手数料があります。利用する際に各取引所の手数料をご確認ください。
詳しく手数料について知りたい方は取引所名をタップし確認してください。
日本は銘柄数が少ない??
先程の表から分かるように国内・海外の取引所の違いの一つは『通貨数』です。
メジャーな銘柄以外も運用したいという方は海外の取引所を利用してみるのも良いかもしれません。
国内で取引が可能な通貨は現在20ほどです。
新しい通貨を上場させるとなると、様々な審査があり海外と比べると上場の基準が厳しい為、日本の取引所で取り扱いがある通貨は比較的安全性は高いと言えます。
日本はスプレッドが広い??
短期トレードをしたいユーザーには特に気をつけてほしいのが『スプレッド』です。
取引ごとにかかる手数料なようなモノなので、損に繋がりやすいです。各取引所によって差があるので、利用する前にスプレッドの広さを確認することをおすすめします。
スプレッドとは「買う時と売る時の価格の差」のことを言います。
スプレッドは取引所によって差があり、もちろん「スプレッドは狭い(少ない)方が良い」です。
「取引所」は、取引所に参加しているユーザー同士で取引をこなうため、自分の希望する購入価格・売却価格を提示することが可能です。なのでユーザー同士の希望価格がマッチすれば、スプレッドが狭い状態での取引が行えます。
「販売所」は、販売所を運営する企業とユーザーの間で取引が行われます。企業がすでに購入価格・売却価格を設定しているので、ユーザーは設定された価格で取引を行うことになります。
このことから仮想通貨をお得に取引したいならば取引所の利用がおすすめです。
これに加えて、取引量の多い取引所はスプレッドが小さく、取引量の少ない取引所はスプレッドが大きい傾向にあります。例えば、取引量の多いビットコインと取引量が少ないリップルのスプレッドを比較すると、開きに差があることがわかります。
国内のおすすめ仮想通貨取引所
日本国内の取引所をいくつか紹介したいと思います。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)の良さとして取り扱い通貨が日本では一番多いという点があります。
また、口コミや評判を見るとWebサイトや携帯アプリが使いやすいといった利用のしやすさがありそうです。個人的にも、シンプルなアプリ画面はスムーズな取引ができるので初心者にはおすすめです。
また「貸仮想通貨サービス」や「コインチェックつみたて」などの、取引所に預けると自動で運用してくれるサービスもあります。長期的な資産運用を検討している人にもおすすめです。
GMOコイン
GMOコインは、東証一部であるGMOインターネットグループがサービスを提供しています。取引銘柄は少ないですが、顧客満足度は2021年に一位を獲得!安心感は非常に高いです。
取引以外の手数料が全て無料になっていたり、取引可能額も数十円・数百円と少額からでも始めることが可能な為初めての取引所としてはおすすめです。
まずは、少額からコスパ重視で取り組んでみたい方は是非こちらのブログを参考にしてみてください。
海外のおすすめ仮想通貨取引所
手数料重視のユーザーや長期運用をしたい方には海外の取引所がおすすめです。
Binance(バイナンス)
Binanceの利用のしやすさ/サービスの豊富さなどの安定感は、個人的にダントツです。
取り扱い仮想通貨数は200を超え、取引量は世界1位です。また、Binanceが発行しているガバナンスコインのBNBで手数料を支払うと50%OFFにすることが可能です。
その他にも、トレード方法が豊富でありトレード画面や携帯アプリも非常に使いやすいです。流動性が高いBinanceを利用して、取引を初めたい方は是非こちらのブログも参考にしてください。
Bybit(バイビット)
Bybitは、日本人ユーザーからも非常に人気の高い取引所です。
個人的には、携帯のアプリの使いやすさ画面の見やすさはBybitが一番お気に入りです。
仮想通貨のデリバティブ取引を利用できる仮想通貨取引所の中では世界3位の取引量の多さにもなります。レバレッジを活用して、取引を始めたいたいという方には特におすすめです。
おすすめの仮想通貨取引所まとめ
国内・海外共に口座を開設する際の手数料は基本ありません。
取引を行う際や、運用通貨によって手数料は変動しますので利用する前に確認することをおすすめします。
世界には150以上の仮想通貨取引所があり、サービス内容もまちまちです。多くの取引所がお得な情報をSNSなどで発信していますので、キャンペーンにあわせて気軽に参加してみるのも良いかもしれません。
今回の記事は選択肢として参考程度にしていただき、利用していく中で自分に合う仮想通貨取引所をみつけていただければと思います。場面にあわせて取引所を使い分ける事もおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。