バイナンス上でも年利30%超えの仮想通貨運用ができるようになってきましたね…
最近注目が高まっている「分散型金融(Defi)」ですが、今回はBinanceが発表した「Binance Liquid Swap(バイナンスリキッドスワップ)」と呼ばれる分散型取引所(DEX)の使い方や、仕組みについて解説していきます。
「仮想通貨を効率的に運用したい」「Liquid Swapが気になっていたけど使い方がわからない」という方は読んでみてください。
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バイナンスのリキッドスワップ(Liquid Swap)とは?
リキッドスワップとは少ない手数料で、仮想通貨が交換できる取引所です。
普通の取引所とは違う点が大きく分けて5つあるので、これから解説していきます。
①自動で制御されている分散型取引所(DEX)である。
これまでの仮想通貨取引は、中央管理者となる取引所に自分の仮想通貨を預け取引を行う、「中央集権型の取引所」が一般的でした。
ただ、中央集権型の取引所に通貨を預ける場合、管理を取引所に委任することになるので、取引所の内部者が不正に資金を引き出してしまうリスクや、外部からハッキングされて資金が流出するリスクがあります。
過去に日本でもコインチェック取引所の暗号資産流出事件が話題になりましたよね。その度に取引所に仮想通貨を預けるリスクについて取り沙汰されていました。
この問題を解決するのが、中央集権の管理者が存在しない分散型取引所(DEX)です。分散型取引所(DEX)では、秘密鍵の管理を取引所に任せるのではなく、仮想通貨を売買したい人同士が、自分の秘密鍵とアドレスを用いて直接取引することができます。
Binanceのような中央集権的な取引所は特定の企業がサーバーをそろえて運営していますが、Liquid Swapはアルゴリズムによって運営されている分散型取引所となります。
※バイナンスのリキッドスワップの場合、仕組み自体はDEXそのものなのですがバイナンスというサービス上で実現されているので「CEX上のDEX」という感じでしょうか…
②プールされている仮想通貨から交換を行う
一般的な取引所で行われるトレードでは「売りたい人と買いたい人が合意をして初めて売買が成立する」という構図になっていますが、リキッドスワップでは、あらかじめプールされている(預けられている)仮想通貨が利用されます。
③仮想通貨をプールする(預ける)と報酬がもらえる
リキッドスワップでは、仮想通貨をプールすると利息がもらえます。これは一般的な取引所にはないシステムです。
価格変動リスクの少ないステーブルコインでもプールができます。そのため、なるべくリスクを抑えたい方や、銀行口座にお金が眠っている方は使ってみてもいいかもしれません。
なぜ報酬がもらえるかというと「スワップ用の流動性の提供者」になるからです。この流動性が無いとユーザーはスワップすることができず、提供者に提示することで流動性を確保しています。
※ただ、リスクがないわけではないので、この記事の最後にプールすることで起こりうるリスクについて解説します。
④手数料が少ない
リキッドスワップでは全ての取引手数料が「0.04%」となっています。
手数料が安いと言われているBinanceでも「0.1%」なので、頻繁にトレードする人にとってはメリットが大きいと思います。
リキッドスワップは、頻繁にトレードする人、大きな取引をする人に向いていると言えますね。
リキッドスワップの場合、流動性自体がユーザーが提供してくれたものなので手数料が低くても運用可能なため、手数料が低くなります。
⑤数秒で交換できる
リキッドスワップは大量の仮想通貨であっても数秒で交換ができます。
というのも先ほど②で解説したように、一般的な取引所だと、売り手と買い手が合意して初めて売買が成立しますが、リキッドスワップでは、あらかじめプールされている仮想通貨から取引が行われるため瞬時に交換ができます。
バイナンスのリキッドスワップ(Liquid Swap)の使い方
これから、
- 仮想通貨のプール(預け入れ)
- プールしている通貨の引き出し
- 報酬を確認する方法
この3つの操作について画像付きで解説していきます。なお、画像は全てiPhoneアプリでの表示画面なので、AndroidやPCの表示画面とは少し異なります。
①仮想通貨のプール(預け入れ)
まずはリキッドスワップに流動性を提供していきましょう。
トップページにある「もっと見る」をタップする
Liquid Swapの画面を表示する。
流動性のタブを選択する。
Liquid Swapの画面表を表示すると、既に流動性の画面が表示されているので問題ないかとは思いますが、ちゃんと表示されているかチェックしてください。
「追加」にタブを合わせて通貨を選択する
左上にある「追加」にタブを合わせて、自分がプールしたい通貨を選択し、灰色の欄を確認します。
なお、リキッドスワップでは、2つの通貨のペアでのみプールが行えます。ただし、プールを行うときに2つの通貨を用意する必要はありません。
選択した通貨、入力した数量、灰色の欄に表示されている数字に問題がなければ「追加」をタップしてください。
「追加しました」と表示されたら操作完了
②プールしている通貨を引き出す
①で入れた資金を引き出すときの方法になります。
流動性のページを開いて、削除のタブをタップする
先ほど説明した手順で流動性の画面を表示します。(ログイン→もっと見る→Liquid Swap→流動性)表示したら、「削除」のタブをタップしてください。
タップしたら、「引き出したいプールペア(プールを選択)」「数量(シェア額)」「引き出す通貨(3つの選択肢)」を選択します。
このとき、片方の通貨(B)のみを選択した場合、残った方の通過(B)は半分が通貨(A)に代えられ、それに応じた手数料が発生するので注意してください。
選択して、灰色の欄もチェックしたのち間違いがなければ、下に表示されている黄色の「削除」ボタンをタップします。
「削除しました」と表示されたら操作完了
③報酬を確認する方法
確認する方法は2通りあります。
「私のシェア」で確認する
まず一つ目は、ログイン→もっと見る→Liquid Swap→「私のシェア」で確認する方法です。
ウォレットから確認する
次に2つ目の方法は、ウォレットから確認する方法です。
トップページの右下にあるウォレットをタップします。
次に右上にある「収益」にタブを合わせます。
「収益」のページ下部には、バイナンス関連のサービスで運用している全ての仮想通貨をチェックできます。
バイナンスのリキッドスワップ(Liquid Swap)の各項目の解説
ステーブルとは?
ステーブルの欄に表示されているコインは「ステーブルコイン」ともいい、価格変動が起こりにくい仮想通貨を言います。表示されているグリーンの数字は年利になります。
イノベーションとは?
ステーブルの反対で、「イノベーションコイン」ともいい、価格変動が起こりやすい仮想通貨を言います。同じく表示されている数字は年利になります。
例外:BTC/WBTC とは?
ビットコイン/ラップ(Wrap)ビットコインという意味です。
こちらは両方ともビットコインの価格のペアなので、通貨変動による損失(インパーマネントロス)が出にくいようになっています。
とはいえ、WBTCはビットコイン価格に連動しているので、ビットコインを持っている場合の価格変動を受けます。
バイナンスのリキッドスワップ(Liquid Swap)のリスク
リキッドスワップについてという項目の③では、仮想通貨をプールしたすると利息がもらえると説明しました。その際、「インパーマネントロス」というリスクが起こる可能性があります。
インパーマネントロスとは、分散型取引所(DEX)に仮想通貨をプールし流動性提供をしたことが原因で起こる損失です。
プールして利息をもらえるはずなのに、なぜ損失してしまうのか?
今回、Binanceが提供するLiquid Swapでは現状メインとなっているプールはステーブルコイン同士のペアなのでそこまで気にすることはないですが、ペア同士の枚数が預けたときより変化する可能性があります。
「Liquid Swapに仮想通貨をプールすれば必ず利益が出るわけではない」ということをよく覚えておきましょう。
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