今回は、レンディングプロトコルであるAAVEの使い方について、Matic Networkで紹介していきます。
レンディングプロトコル とは?
名前の通りレンディングができるプロトコルです。
具体的に何ができるかというと、Supply(預ける)とBorrow(借りる)の2つができます。言い換えると、誰かが預けたものを借りることができたり、自分が預けて自分で借りるということもできます。
また、BTCやETHなどスワップせずに持っておきたいトークンがある場合には便利です。例えば、今回のケースで言うと、Maticというネットワークトークンがあり、何か運用したい場合にはMaticをスワップしてクイックに変えないといけません。
ただ、この操作をした後にMaticの価格が上がった場合、「もったいないことした」というパターンになることもあります。
特に今後もMaticを持っておきたいという人にとってはスワップしたくない人もいると思うので、そういう時に使える方法を今回紹介していきます。
簡単な流れの説明としては、Maticを預けて、他のトークンを借りて運用すると言った感じです。ちなみにクイックは借りられません。この方法はホールドしておきたいトークンがあるときに便利です。
AAVEの使い方
まずAAVEを開き右上の「預入」をタップして「MATIC」をタップします。
数量を入力して「入金」をタップします。今回は260預けます。
「確認」をタップします。これで預け入れ完了です。
反映されると下の画像のように表示されます。すでに担保の設定になっているので、この状態で他のトークンを借りることができます。
これから借り入れの操作手順を説明します。
今回はお試しで操作しているのでMATICを借ります。
まずは右上にある「借入」をタップして、その後数量を入力して「Continue」をタップします。
金利のタイプを選び、「Continue」をタップします。
「承認する」をタップします。
「確認」をタップします。これで借入操作の完了です。
ちなみに、MATICの運用に関してですが「Polycat」にVaultsがあるのでそこでMATICを預けることができます。
続いて、返済操作を説明していきます。
まず「ダッシュボード」をタップして「返済」をタップします。
数量を入力して「Continue」をタップします。今回の数量はMAXにします。
「返済」をタップします。これで返済が完了です。
次に、このまま引き出したい場合は「出金」をタップします。
数量を入力して「Continue」をタップします。
「出金」をタップします。
「確認」をタップします。これで出金操作が完了です。
以上が、一通りの使い方になります。
AAVEの対応ネットワーク
AAVEの対応ネットワークはETH(Ethereum)とMatic(Polygon)です。
ETHは早いうちからあったレンディングプロトコルなので、話題になっていて、そこにMaticも対応してくれたという感じです。
レンディングプロトコルの注意点
過去の事件を確認する
私が扱っている内容はBSCやVenusの話題が多いのですが、レンディングプロトコルですでに起きている事件はちゃんと各自で確認しておいたほうがいいです。
なぜかというと「狙われやすい」というのがいちばんの理由だからです。というのも、TVLが集まりやすいので、狙われやすく実際に事件が何回か起きています。
絶対に安全とは思わずに、どういう事件が起きているのかを確認しておいてください。
プロジェクトによって条件が違う
プロジェクトによっては、使えるトークンや条件が違います。
今現在、把握している限りではMATICだとAAVEくらいしかレンディングがないのですが、プロジェクトによって「預けられるトークン」「借りられるトークン」「担保にできるトークン」が違います。
あともう一つは、Borrow Limitまでの割合(借りることができる上限の割合)が違います。AAVEでMATICを預けた場合は50%までしか借りることができません。
まとめ
AAVEの紹介をしてきましたが、興味のある方は一度自分でどんなものか触ってみることをお勧めします。
そして注意点でも話しましたが、レンディングプロトコルでは過去に事件が何回か起きているので必ず確認しておくようにしてください。
また、プロジェクトによって条件が全く違うので、今後レンディングプロトコルが増えてきたら、それぞれ違いを理解した上で利用してみください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。