DeFi

【BSC】Dollaremonの解説!UraniumとPancakeのハイブリッド構成・MoneyPocket・4DP・DY【DeFi】


Warning: Undefined array key 3 in /home/hexa/3mikan.com/public_html/wp-content/themes/jin-child/functions.php on line 60

今回はバイナンススマートチェーンのDollaremonについて紹介していきます。

今回この記事を書くにあたっては、Dollaremonについて聞きたいという方がいらっしゃたので、解説を加えながら扱っていこうと思います。

money-pocket.Dollaremon.fiとは?

Dollaremonというプロトコルなのですが、最近話題になっていたUraniumFinanceに似ています。

どんなことができるのか、ざっくり説明すると「DY」「4DP」という2つのトークンの種類があるのですが、基本的には4DPというトークンを持っていると1日あたりいくら・・といった感じで報酬がもらえます。実際に私もやってみたので、それも踏まえつつあとで解説できればと思います。

Dollaremonを利用するにあたっての基本戦略としては、まずは4DPをファームしてDYへのスワップをするといった流れになるともいます。どういうことかというと4DPというトークンがウォレットに入っていると「MONEY POCKET」がもらえます。(下記画像参照)

このMONEY POCKETの割り当てをもらうためにはウォレットを持っていないといけません。そして、報酬を獲得するためにはファームをしないといけません。ただ、MONEY POCKETだけで利益は出るのか?というと割りとそんなに…といった感じです。

例えば、私の場合だとDY-BNBのペアで3日間ファームしていますが「4DP EARND」に表示されているとおり「3.987(約4)」くらい稼いでいます。(下記画像参照)

ちなみに「3.986」の下に書かれている$表記の数字は4DPの価格ではなく、4DP=1DYとしたときのDYの価格で$表記が出ています。

なぜ一対一で計算するかというと、4DPが一対一でDYにスワップができるからです。

ちなみに「My Shares」のページを下にスクロールしたところに、4DPをDYにスワップできる項目があります。(下記画像参照)

ただ、スワップするにはルールがあり、Dollaremonのドキュメントにも記載されていますが、72時間以上保有した場合に限ります。

72時間以内でスワップすると手数料が約0.8〜0.9%かかります。収穫直後だと半分以上の手数料が取られます。なので、利用する人はみんな72時間以上経ってからスワップすると思います。

なので、Farmsに記載されている「4DP EARND」や「APR」は、72時間以上経ってスワップされることを前提に予測された数字で表示されています。

ただ、ここで表示されている数字は、正しいけど正しくないみたいな感じです。今表示されている数字は、今現在のDYの価格なので、実際に自分のが売れるのは72時間後のDYの価格で売れるので、本当に今表示されている数字で売れるかは72時間経ってみないと分かりません。

とは言え、DYの価格がそこまで変わらなければ結構おいしいプロトコルかなとは思います。

そして次に、4DPを持っていて得られるDAYLY MONEY POCKETに関しては、正直あまりメリットはありません。なぜかというと1DPあたり$0.003しかもらえないからです。

私の場合で言うと、$60を入れて3日間で4DPくらいでした。4DPトークンが4つほどもらえてはいますが「じゃあそれでもらえるMONEY POCKETからの割り当てっていくら?」と考えたとき、$0.0031に4をかけた数字になるので、だいたい$0.01ということがわかります。(下記画像参照)

なので、大した収益にはならないかなと言った感じです。

となると結果的に「4DPいらないや」となりスワップする人が大半だと思いますが、先ほども言ったように、元々のDYの価格でスワップできれば良いのですが、売られる瞬間にどうなっているかはわからない。といった感じです。

戦略と注意点

基本的には4DPを獲得して、72時間後にDYへのスワップをやります。その過程で3日間4DPを保持することになるので、MONEY POCKETからの収益がプラスで生まれる。という発想になります。

次に注意が大きく3つあるので、そこについて話していきます。

DY価格の下落(4DPの価値低下)

これがほぼ全てと言っても良いのですが、ここがケア・対策がされたらとても利益が出やすい、良いプロトコルになると思います。

例えば、運営がDYのburnをしたりとかDYを減らす動きをする…などです。それこそマルチチェーンに対応しようとしていますが、それ自体はデフレの要素を持ちません。なぜかというと、それ自体で価格が上がるのは誰かがDYを買ってくれているだけだからです。

誰かがDYを買うから一時的に価格が上がりますが、そうなると、DYの全体の分量自体は変わっていないので、誰かが売れば元に戻りますしDYもどんどん発行されていきます。DYの分量が増えていけば、上がった価格も結局希釈されていきます。

なので、本当であればDYの発行量よりも価格上昇のスピードが上がっていかないといけないのですが、今現在、そこの機構が弱いかなと考えています。

ちなみん、こういったものをどこで見れるかというとドキュメントにある「トケノミクス」という項目の「供給:燃焼メカニズム」で見ることができます。

燃焼メカニズムのページには、「DYトランザクションごとに2%のトランザクションフィーが発生します。」と記載されています。なので、トランザクションが増えまくればDYは確かに減りますが、それが分かった上でトランザクションを送りまくる人はいません。なので、ステークするときに減っちゃった。という人がいると思います。(下記画像参照)

続いて「収穫料金の75%」と書かれています。(上記画像参照)これはburnのメカニズムのことを言っているのですが、果たしてこれでデフレまで持ち込めるのか?という印象を受けます。

というのも、PancakeSwapなどCAKEトークンをデフレに持ち込むためにいろんな施策を打っているので、価格維持機構がなんとかできているのですが、「収穫料金の75%」という、これだけの施策で大丈夫なのかな?と感じます。

ただ、もし今後burnメカニズムの施策がうまくいけばDYの価格は基本的には上がります。DYの価格が上がればAPRが維持できるようになりユーザーも増えていくと思います。

とは言え、DYの価値自体が上がっていくとは思われていない状況です。仮に1DYの価値がどんどん下がっていくとすると、表示されているAPRは見せかけの数字なってしまい、実際には全く利益が出せていないじゃん!と思われがちになります。

一応、補足すると開発スピードは結構早いようなので、「ちゃんと作っているな。なんとかするつもりはあるんだな。」という印象はあります。なので、Dollaremonをやってみようかな。と思っている人はこういった要素を踏まえながら、自分で予測してやると良いと思います。

MoneyPocketの財源

MONEY POCKETの財源は基本的にファームとプールのDeposit FeeとHarvestFeeです。もっと詳しく解説すると、自分が払ったDeposit Feeの5%のうち4%がMONEY POCKETにいきます。残りの1%は運営に入ります。

なので、自分でDeposit Feeを払ったうちの4%をMONEY POCKETで毎日もらえるという仕組みになっています。言い換えれば、自分が払った手数料をMONEY POCKETで回収してることになります。そして、HarvestFeeの場合も同じ仕組みです。

ただ、よく考えると、先に4DPを持っている人が有利になるじゃん。と気付いた人もいるかもしれません。どういうことかというと、一番最初の始めての利用でファームする場合、Deposit Feeを払ったとしても自分は4DPを持っていないのでMONEY POCKETを受け取ることができません。

でも、すでに4DPを持っている人には、さっき自分が一番最初に払ったDeposit FeeからMONEY POCKETへと分配されるので、ある意味人の給料を出してる状況になります。

なので、逆を返せば自分がやった後にTVLが伸びてMONEY POCKETの割り当ても増えれば、後から入ってきた人たちからお金をどんどんもらえる…という状況になります。こういったことからも先行者利益感が強いかなと思います。

4DPは絶対量ではなくシェアが重要

上記画像の4DPに表示されている数字($0.0031)は、1DPあたりで計算されるのですが、どうやって計算されているかというと合計のDPのSupplyで割られているだけです。

これが少し問題なのですが、例えば自分がファームをやめたとしても他の人がファームしている場合、下の赤枠のSupply量は増えていきます。ですが、増えたのに4DPの数字が変わらなかった場合1トークンあたりのRewardは減ります。

となると、「ファームをやめて、4DPだけ持ってMONEY POCKETをもらうだけで良いや。」と思って利用したとしても、Supplyはどんどん増えていくので、同じ割り当て、同じ分配量でも自分の報酬は減っていくことになります。

なので、今もらえる割り当ての量と1週間後にもらえる割り当ての量が全然変わるので、後半になればなるほど1DP獲得したところで大した利益にならないかもしれない状況になります。個人的にはここが正直痛いかなあ。と思っています。

やはり先行者有利感が強いと、どうしても後からユーザーが入ってきにくくなるので、自分に入ってくる割り得て量も、思ったほど増えないんじゃないかなあと感じます。

まとめ

ここまで解説してきましたが、現時点での結論としては今後のDYのburnの機構次第、動き次第かなと思っています。やはり、DYの価格維持がどれだけできるのか?仕組みはちゃんと整っていくのか?が気になるところです。

ここがうまくいけば正直、4DPを持っていようが何をしていようが大体利益になるので良いかなと思っています。

今回この記事で簡単ではありますが、Dollaremonについて扱いましたが、もし何か質問等あればテレグラムのグループなどで実際に聞いてもらえたらと思います。また、他にもYoutube配信などもしてるので気になる方はチェックしてみてください。

テレグラムの参加はこちらをタップ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
みかん
みかん
みかん(3mikan)です。 トークン/DEX開発経験があり、主に仮想通貨・DeFiについて情報発信しています! お仕事のご依頼やご相談はテレグラムの個人DMから、ご質問がある場合にはテレグラムのグループにてお願いします。