バイナンスでとても簡単にDeFi運用できるサービス「DeFiステーキング」について紹介します。
アプリを数分操作するだけでDeFiの年利3%,5%などの運用効果の恩恵を受けることができるので、かなり便利な機能です。
この記事ではバイナンスDeFiステーキングの使い方の説明から、最近注目が高まっているDefi(分散型金融)の説明やステーキングの説明まで扱っていこうと思います。
ステーキングに興味がある方や、長期保有している仮想通貨の運用を考えている方などは、是非読んでみてください。
バイナンスDeFiステーキングの特徴
- 仮想通貨をステークする(預ける)と報酬がもらえる
- 仮想通貨を預ける対象はバイナンスではなくアルゴリズム(Defi)
- 一度預けると一定期間は引き出せない
- 時期によって運用できるトークンが違う(タイミングによって毎日変わります)
- 利率が高め
Defiステーキングはバイナンス上でステークする(預ける)のではなく、バイナンスを通してDefiのプロジェクトに参加する仕組みです。また、高利率・選べる通貨が少ないことも特徴です。
DeFi(分散型金融)とは?
ここまで何回か出てきている「DeFi(分散型金融)」とは何なのでしょうか?
シンプルな解説をすると「金融サービスが誰でも作れるようになった状態」を示しています。DeFiは「decentralized finance(分散化した経済)」の省略形です。
例えば今この記事を見ているあなたが、投資の運用サービス(金融サービス)を立ち上げて運営できるということです。
法定通貨の場合は持ち逃げ・改竄リスクが大きいので規制の下でしか運営できませんが、「仮想通貨上ではブロックチェーンによって管理されているので運営できるのでは?」という実験的な試みです。
技術面のポイントは、ブロックチェーンによって全ユーザーがプログラムの処理内容を閲覧できるため、改竄などが起こりにくい仕組みになっている点。
運営面のポイントは、「ユーザー同士で市場を作る」というアイデアを基にして、初期資金がほとんど要らずに構築できる点。
ステーキングとは?
ステーキングはもともと仮想通貨のブロックチェーンの承認の仕組み「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」で使われていた用語です。
この仕組みは「トークン保有量が多い人ほど承認できる可能性が高くなり、承認すると報酬がもらえる」という仕組みです。
わかりにくい場合には、マイニングの「マシンの性能」ではなく「トークン保有量」バージョンになったものだと思ってください。
トークンを利用してトークンを稼ぐことができ、これを「ステーキング」と呼んでいました。
※「ステーキングプール」という複数人の資金を集約してステーキングを行う方法が主流です。
そのうちに「トークンを利用してトークンを稼ぐ」という行為自体をステーキングと呼ぶようになりました。
ブロックチェーンの承認に参加しているわけではなくても「トークンを預けて、トークンを稼ぐ」という場合にはステーキングと呼んでいます。
Defiステーキングの使い方
今から画像付きでDefiステーキングの操作について説明します。
画像は全てバイナンスのiPhoneアプリでの表示画面なので、アンドロイドやPCの表示画面とは異なります。
①【事前準備】バイナンスの口座を作成し、資金を準備する
何より最初はバイナンスの口座が必要です。アプリもダウンロードしておきましょう。
もちろん入金も済ましておきます。(スワップ慣れしている方は、DeFiステーキングで運用するトークンも準備してください。)
②トップページにある「もっと見る」をタップする
③ステーキングをタップ
④タブをDefiステーキングに合わせる
⑤DAIの「今すぐステーク」をタップ
スクロールすると下の方に出てきます。現在受け付けている仮想通貨は$DAIのみとなっています。
⑥各項目を選択・記入する
種別 ・・・ いつでも引き出せる「柔軟性」か、一定期間預ける「固定」か
期間 ・・・ ステークする期間
ロック金額 ・・・ ロックする金額
⑦項目を確認して購入ボタンを押す
償還日 ・・・ ステークが終わる日付
推定利息 ・・・ もらえる報酬
項目を確認したら、チェックを入れて「購入確認」をタップして完了です。
⑧ステーク状況を確認する場合
トップページに戻り、ウォレットをタップする
「概要」にタブを合わせるとステーキング状況が見れます。
バイナンスDeFiステーキングの各項目の解説
先ほど手順を説明した時に出てきた画面ですが、「compound」はDefiのプロジェクト名、「Est.APY」は年利を表します。
Defiステーキングの場合、選べる通貨がDAIだけなので他の通貨もチェックした上で選ぶことができず、あまり意味はないのですが、一応補足として解説しました。
Lockedステーキングの場合だと、選べる仮想通貨が豊富なのでこちらの項目を確認することをお勧めします。
バイナンスDeFiステーキングのリスク・注意点
近年Defi(分散型金融)への注目が高まっていますが、Defiステーキングはバイナンスのサービス外にアクセスして利用するものなので、もしトラブルが起きたとしてもバイナンス側は責任を取ってくれません。
DeFi(分散型金融)のリスク
最近では、昨年末に「Akropolis」というDefiプロジェクトが攻撃を受けて2億円以上のDAIが流出、その数日後に「Value DeFi Protocol」が攻撃を受けて7億円の資金流出がありました。
これまでは、管理者による資金の持ち逃げをされるリスクが議論されていましたが、今現在起きているDefi(分散型金融)での資金流出問題は、市場のひずみを狙った攻撃を受けて資金流出に陥っているので、
資金流出した場合にサプライヤー(プロダクトを提供する側)が補填金などでユーザーに対して十分な資金補填ができていないことがほとんどです。
「ステークしたから多かれ少なかれ稼ぐことはできるだろう」というわけではないので、こういったリスクがあることも覚えておきましょう。
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