世界最大利用者数のBinanceですが、これまでも様々なサービスをリリースして話題をよんでいます。今回は、そのうちの一つのLaunch Pool(ローンチプール)について、仕組みや使い方について解説していきます。
眠っている通貨がある方、ローンチプールに興味がある方、新しい通貨に興味がある方は是非読んでみてください。
※現在は「ローンチパッド」という名前になっていますが、ローンチプールと認識している方が多いので「ローンチプール」と記載します。
バイナンス(Binance)のローンチプール(Launch Pool)とは
簡単にいうと、「新しいプロジェクトに投資することによって、資産を増やせるサービス」になります。
今回解説するBinanceのLaunch Pool(ローンチプール)は、新しいプロジェクトを応援し盛り上げることを目的としています。
条件に合ったコインをステーキングすることで新しいプロジェクトのコイン(トークン)を受け取ることができ、それにより取引自体が活発に行われプロジェクトを推進することができます。
そのためLaunch Pool(ローンチプール)では、これから人気が出るかもしれないトークンを初期の段階で手に入れる機会が平等にあり、必ずではありませんが”ハイリターンが見込めるかもしれないサービス”とも言えます。
補足:そもそもプールとは?
そもそもプールとは「一人だと馬力が足りないから、みんなで出し合おうよ。報酬は山分けね。」というような仕組みです。
基本的な仕組みでBinance pool(バイナンスプール)という名称でマイニングを行いビットコインなどを対象としたサービスを提供しています。
バイナンスのローンチプールの特徴・メリット・デメリット・リスク
使い方の解説の前に、バイナンスローンチプールの特徴やメリット・デメリット(リスク)について説明しておきます。
当然ですが、「新しいトークンがもらえる」とはいえリスクがありますのでしっかり確認しておきましょう。
ローンチプールの特徴3つ
ローンチプールの特徴をまとめてみました。
- ステークに使えるトークンは基本BNB・BUSD
- 毎回追加割当のステークプールが出てくる(BNB・BUSD以外のトークン)
- ステークに使っているトークンは無くならず、すぐに戻せる
特徴は上記です。毎回ステークプールが3~4つほど用意され、BNB・BUSDとそれ以外のステークプールが用意されます。
追加割当プールはトークンが変わってしまうことがあるので、BNBまたはBUSDで参加する方が多いでしょう。
※参加人数が少ないプールの方が稼ぐことができますが、全員同じことを考えるので最終的にはバランスが落ち着きます。
ローンチプールのメリット
ローンチプールのメリットは下記です。
- 新しいトークンを買わずに稼ぐことができる
- BNB・BUSDなどのトークンを効率的に運用に使える
- 一度入れたら放っておくだけでもいい
「新しいトークンを買わずに稼ぐ」というのが最も大きなメリットでしょう。BUSDという$1の価格を保ったトークンで稼げるのも魅力な点です。
どうしても新しいトークンは価格上下が激しいのでリスクが大きくなりがちですが、BUSDを使って稼げば損失は防ぐことができます。つまり、受け取ったトークンはすべて利益です。
また、「回収ボタン」を押す必要はありますがまとめて回収することが可能なので、放置していても大丈夫です。
「ローンチプールのアナウンスがあったらとりあえずステーク開始しておく」というだけでもかなりお得に運用できます。
ローンチプールのデメリット・リスク
デメリットやリスクももちろんあります。まとめて紹介します。
- アナウンスをチェックしておく必要がある
- 参加人数が多く、少額ではそこまでトークンが稼げない
- バイナンスが利用できなくなるリスクがある
- ステークするトークンによっては、相場の影響を受ける(BNBなど)
ローンチプールは365日常に利用できるわけではありません。決められた期間のみ利用できます。
その期間はお知らせで発表されるのでチェックしておく必要があります。SNSなどでシェアしてくれる方も多いので、SNSをチェックしておくのでも十分でしょう。
また、プールで配布される新規トークンの数は決まっていて、それを参加人数で割る形になります。つまり、参加人数が多い場合は稼げる数が少なくなります。
ローンチプールに限った話ではないですが、バイナンス自体が利用できなくなった場合のリスクを抱えることになります。その点は理解しておきましょう。
バイナンスのローンチプールはBNBVaultでも可能!
このローンチプールは、BNBVaultという別の機能を利用していても自動で運用することができます。
BNBVaultを簡単に解説すると、「BNBを預けておいてくれたら、うまく運用しておくよ」というサービスです。
BNBはバイナンスが発行したトークンなので、BNBだけ優遇されているわけですね。BNBを運用している方はBNBVaultで運用することもおすすめです。
BNBVaultの詳細に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
バイナンスの過去のローンチプール
過去にバイナンスで行われたローンチプールになります。今では有名になっているトークンや、一度は聞いたことがあるトークンも多いですよね。
回数 | トークン名 |
第1回 | FLM |
第2回 | XVS |
第3回 | ALPHA |
第4回 | CTK |
第5回 | HARD |
第6回 | UNFI |
第7回 | JUV |
第8回 | PSG |
第9回 | REEF |
第10回 | ASR |
第11回 | ATM |
第12回 | OG |
第13回 | BTCST |
第14回 | LIT |
第15回 | DODO |
第16回 | ALICE |
第17回 | TLM |
第18回 | ATA |
第19回 | KLAY |
第20回 | MBOX |
【使い方】バイナンスのローンチプールの始め方
これから画像付きでLaunch Pool(ローンチプール)の操作方法について解説していきます。
画像は全てバイナンスのiPhoneアプリでの表示画面なので、アンドロイドやPCの表示画面とは異なります。
①バイナンスアプリを開いて「もっと見る」をタップ
「ローンチパッド」をタップ
ローンチパッドをタップするとこの画面(下記画像)が出てくるので、そこからさらに下にスクロールします。ちなみにこの画像は2021年4月時点のものです。必ずこの表示がされているわけではありません。
スクロールするとLaunchpoolの項目があるので、今回は2021年4月時点で発表されている19番目のプロジェクト、「TLM」にステーク(投資)します。
TLMにステーク(投資)できる通貨はBUSDとBNBの2つなので、今回はBNBを使ってステーク(投資)します。(ステークできるコインの種類は、プロジェクトによって変わります。)
「今すぐステークする」をタップ
「詳細なルール」をタップ
プロジェクトのルールでは、プロジェクト期間や獲得できる新トークンの総量や注意点などについて書かれているので、ここは必ず確認しましょう。
以下は、今回のプロジェクトルールの説明になります。
「ステーク」をタップ
先ほどのルールを確認したら前画面に戻り、黄色い「ステーク」ボタンをタップします。
ステークする数量を入力
下部にある「ステーク」をタップすると完了
ステークのボタンをタップすると、すぐにこの画面(下記画像)に切り替わります。一瞬だけ右上に「ステークに成功しました」と表示されたら、操作完了です。
【使い方】バイナンスのローンチプールのステーク(投資)をやめる場合
途中までの操作は同じです。
トップページにある「もっと見る」をタップ → 「ローンチパッド」をタップします。
ここからまた画像付きで説明していきます。
ステークしたコインをタップする
今回はBNBをステークしたので、BNBプールと表示されている画面をタップします。
「償還」をタップ
数量を入力し、右下の「償還」をタップして完了
【使い方】バイナンスのローンチプールで獲得したトークンを回収する
Launchpoolでもらった新トークンは、プロジェクト終了後に自動的に口座へ入金されますが、プロジェクトの途中でも入金ができます。
操作手順は途中まで同じです。
トップページにある「もっと見る」をタップ → 「ローンチパッド」をタップします。
ステークしたコインをタップする
今回は、BNBをステークしたので、BNBプールと表示されている画面をタップします。
「報酬を請求する」をタップ
下にスクロールするとこのような画面(下記画像)が出てくるので、黄色の「報酬を請求する」をタップします。
数量を確認し「報酬を請求する」をタップして操作完了
バイナンスのローンチプールまとめ
今回は2021年4月時点でリリースされているLaunchpool(ローンチプール)の新プロジェクト、「TLM」に投資する方法について説明しました。
プロジェクトの条件に合ったコインをステーク(投資)するだけで、これから上場するコインを受け取ることができるという仕組みで、株式投資でいうところの”エンジェル投資”にも似ています。また実際にやってみると、操作方法はとても簡単で初心者の方でもやれる内容のものです。
今後もさらに新しいプロジェクトが発表されていくので、Launchpoolの情報はチェックしておくことをお勧めします。
なお、冒頭でもお話ししましたが、必ず儲かる!というものではないので、Launchpool(ローンチプール)を利用するかどうかはご自身の判断で行なってください。
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