今回は、仮想通貨取引所「binance(バイナンス)」での逆指値注文について解説していきます。
binance(バイナンス)といえば世界最大級の仮想通貨取引所で、取引高はすでに世界一を誇っています。最近ではbinancefuture(バイナンスフューチャー)を利用したハイレバレッジ取引もできるようになり、逆指値注文をやってみたいと考える人が増えました。
逆指値注文は、チャートに張り付いていなくてもあらかじめ損切りラインを設定して、指定した場所で損切りができるメリットがあります。
「損を小さくし、利を大きくする」ための重要な方法なので、ぜひ逆指値注文の方法を覚えてもらえたらと思います。
- 現物取引(クラシック)
- マージントレード
- 先物取引(USDⓈ-M 先物)
- 先物取引(COIN-M 先物)
この記事では、Binanceで利用できる上記4つの取引方法で逆指値の利用方法を解説しています。
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binance(バイナンス)の逆指値とは?
逆指値を理解するには、まず「指値(Limit)」について知ると理解しやすいです。指値とは、買い注文の時は「仮想通貨が○円以下になったら買う」、売り注文の時は「仮想通貨が○円以上になったら売る」というように売買する価格をあらかじめ決めておくことを言います。
自分で売買の価格を設定できるので、売買のチャンスを逃すことがありません。一日中チャートに張り付かずに自分の希望した価格で取引ができるので、忙しい方や他に本業がある方には便利だと思います。
逆指値も同様で、自動で注文が入るように設定する注文方法なのでチャートを見る時間を取れない方におすすめです。
逆指値(Stop Limit)」というのは、買い注文の時に「仮想通貨が○円以上になったら買う」、売り注文の時に「仮想通貨が○円以下になったら売る」と売買する価格を決めておくことを言います。この方法は「仮想通貨を現在価格より高く買いたい、現在価格より安く売りたいこと」を目的としています。そのため、損切り注文として利用されることが多いです。
逆指値注文のメリットと注意点
先ほど解説したように、逆指値注文は、「指定した価格まで下がったら売る」「指定した価格まで上がったら買う」といった指定であらかじめ注文内容を設定しておくことを言います。
逆指値注文を上手に利用するには「上昇トレンド・下降トレンド」を見極められるようになると良いです。上昇トレンドというのは価格が上がりる続けている状態のことをいい、下降トレンドというのは下がり続けている状態のこといいます。
トレンドを見極めると言っても、もちろん100%見極めることは無理な話ですが逆指値注文の仕組みを理解していれば「安く購入し、高く売ること」につながります。
例えば、価格が上昇傾向にあるBTC(ビットコイン)に目をつけ「市場価格が50万円のタイミングで、80万円で1BTCを買う」という逆指値注文を出したとします。もしその後、価格が上がり続け80万円で購入した後もさらに価格が高騰し、1通貨あたり100万円になれば、20万円利幅を取れたことになります。
対して、価格が下降傾向にあるBTC(ビットコイン)に目をつけ「市場価格が80万円のタイミングで、50万円で1BTC(ビットコイン)を売る」という逆指値注文をすれば、BTC(ビットコイン)の価格が50万円を下回った時にその差額分だけ利幅を取れたたと言えます。
ただ、トレンドを完璧に見極めることは難しいので、見極めた通りになるかどうかは分かりません。
「これはきっと上昇するぞ!」と思って逆指値注文を出しても、その後価格が急下降すれば大きな損失を生むことになります。同じように「きっと下降するな」と思って逆指値注文を出して、その後価格が急上昇した場合も同様です。
逆指値注文を利用する際は、今解説したメリットと注意点を覚えておきましょう!
binance(バイナンス)逆指値注文のやり方
パソコン・スマホアプリからの操作方法を紹介していきます。
やり方はとても簡単ですので、まずは普段利用しているPC/ スマホからbinance(バイナンス)を開いてください。
PCから逆指値を利用する場合
逆指値を利用できるトレードが4つほどあります。
- 現物取引(クラシック)
- マージントレード
- 先物取引(USDⓈ-M 先物)
- 先物取引(COIN-M 先物)
Binance(バイナンス)現物取引での逆指値
トレードをタップ後『クラシック』を選択します。
トレードしたい通貨の選択を右側の検索から行います。通貨ペアをタップでも選択することが可能です。
※選択した通貨に間違いがないか左側で確認してください。
画面下に移動すると注文内容の設定が行えます。
「Stop Limit(ストップリミット)」をタップして、「ストップ」「指値」「金額」を入力し購入・売却でオーダーをだします。
●ストップ
「ここまで下がったら売る」という価格を入力します。ここで入力した価格になると注文が発注されます。
●指値
ストップで入力した価格に達した時に出す注文の価格を入力します。ストップ価格到達後、この価格に到達したら実際に(買い)or(売り)エントリーが入ります。
●金額
合計でいくら取引するか入力します。
全て入力し終わったら購入または売却ボタンを押して操作完了です。
Binance(バイナンス)マージントレードでの逆指値
先程の現物取引の画面からマージントレードに移行することも可能です。
『マージントレード』を選択するとチャート画面が表示されると思います。取引したい通貨の選択は現物同様におこなってください。
マージントレードでは、クロスマージン/分離マージンの選択をした後に『ストップリミット』をタップします。
通貨によって分離マージンのみの場合があり、レバレッジも固定されている為レバレッジを変更し取引がしたい方は先物取引をすることになります。
通常/借入/返済の選択・「ストップ」「指値」「金額」を入力し購入/売却でオーダーをだします。
●通常
取引所の取引機能と同じです。
●借入
このシステムは注文を執行するために自動で借入を行います。発注が成功した場合、即座に利子が発生します。もしも、発注した注文をすべてキャンセルした場合、元本は自動で返済されます。
●返済
取引後に受け取った資産は、自動的にマージンアカウントにある同じコインの債務を返済するために使用されます。返済時に金額が不足している場合は、債務の90%のみを返済します。
全て入力し終わったら購入または売却ボタンを押して操作完了です。
Binance(バイナンス)先物取引での逆指値
先物にはUSDⓈ-M 先物/COIN-M 先物がありますが、操作方法は同じです。
先物取引では、ストップリミットの他に『ストップマーケット』が利用することができます。
ストップマーケットとは??
ストップリミットと使い方は同じで逆指値注文として利用することができます。
ただ、指定した価格に達した際に成行注文として発注されます。そのため、違いとしては『指値/成行』かという所です。
『デリバティブ』から取引したい先物を選んでください。
画面左から取引したい通貨の選択を行う事ができます。
※USDⓈ-M先物の取引画面になります。
上から設定内容の説明をします。
- 分離マージン/クロスマージンの選択
- レバレッジの設定(最大125倍通貨によって異なります)
- ストップ価格
- 合計額
- TP/ SLにチェックを入れた場合利食い/損切りラインの設定も行えます。
上記を設定できたら購入または売却ボタンを押して操作完了です。
※『ストップリミット』を選択できているか確認してください。
スマホアプリから逆指値を利用する場合
PC同様4つの取引方法を解説します。
Binance(バイナンス)スマホから現物取引
画面中央の『トレード』から『両替』を選択して現物取引の画面を表示します。
銘柄をタップすると検索する画面がでてきますので、自分が取引したい通貨の選択をしてください。
スマホだとチャートが少し見にくいです。チャート見ながら購入したい人はPCから操作ください。
「Stop Limit(ストップリミット)」を選択し、「ストップ」「指値」「金額」を入力し購入・売却でオーダーをだします。
以上がスマホからの操作になります。
Binance(バイナンス)スマホからマージントレード
画面中央の『トレード』から『マージントレード』を選択してマージン取引の画面を表示します。
『ストップリミット』の選択をし入力を進めてください。通貨によって分離マージンのみの場合があり、レバレッジも固定されている為レバレッジを変更し取引がしたい方は先物取引をすることになります。
通常/借入/返済の選択・「ストップ」「指値」「金額」を入力し購入/売却でオーダーをだします。
以上がマージントレードの方法になります。
Binance(バイナンス)スマホから先物取引
- 分離マージン/クロスマージンの選択
- レバレッジの設定(最大125倍通貨によって異なります)
- ストップ価格
- 合計額
- TP/ SLにチェックを入れた場合利食い/損切りラインの設定も行えます。
上記を設定できたら購入または売却ボタンを押して操作完了です。
ストップリミット/ストップマーケットのどちらでも可能ですが入力項目は違いますので確認してください。
以上が先物取引での逆指値の利用方法になります。
binance(バイナンス)の逆指値まとめ
- 自動で発注される為チャートに張り付くことがなくなる
- 「設定した価格を上回れば購入、下回れば売却する」のが逆指値注文
- 損切りやトレンドフォローに使うこともできる
今回は、逆指値注文について解説しました。指値注文も一緒に理解できるようになると、仕組みや考え方の違いが理解でき、自分がやりやすい方法を選ぶことができると思います。
どちらも重要な知識なので、仮想通貨の運用をする前にはそれぞれの違いを理解しておきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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