今回の記事では、レンディングのプロトコルであるCreamFinanceについて解説していきたいと思います。
今までに紹介したレンディングのプロトコルの、【Venus】【DEFIPIE】と同じような感じです。
紹介となるとメリットが多くなりがちです。そのため最後の注意事項までしっかり読んで頂ければと思います。
レンディングプロトコルとは?
Supply(預ける)Borrow(借りる)ことができるの仕組みのこと。
預けた場合の金利と借りた場合の金利に差があるので預けた側は金利を貰うことができ、借りた側は金利を払う必要があります。その差額がレンディングプロトコルの収益になります。
どういう時に利用するのか
BTC/ETHなどのスワップしないで持っておきたいトークンがある場合有用。普通であれば、交換しないといけないトークンですが、同時に買い戻せなくなるリスクがあると思います。それをヘッジできるのが、レンディングです。
レンディングを使った運用方法
先程伝えたレンディングですが、こちらを利用して運用している人もいます。
やり方は難しいですが、運用方法の一つとして下記動画を参考にして頂ければと思います。
CreamFinanceの使い方
左側が預ける側になります。右が借りる側になります。
例)BNBを預けると5.58%の年利になり、借りている場合は14.65%の年利をつけて返す必要があります。
預けておいて運用することも可能です。
今IOTXという自分自身でもよく分かっていないのを預けています。
預けると、Collateralというボタンが追加されて上部に表示されます。
担保に設定するという設定になり、ONにしたりOFFにしたりできます。
ONにしていると、その金額分が担保になり何か他のトークンを借りることが可能です。
預ける方法
①預ける金額を入力後Supplyをクリック。
※初めて預ける場合はEnableを押すとSupplyのボタンに切り替わります。
②CollateralをONにする
※最初はCollateralがOFF状態で担保になっていない状態です。
これだと、トークンを借りる割当に使えないです。
③Collateralで完了です。
※トランザクション待ちがある為、待機時間が少し長めになります。
借りる方法
①数字を入力し、Borrowをクリック
Borrow Limit:借りれる上限
※上限を抜けると勝手に精算されます。
精算されるというのは、トークンの一部がSwapしたことと同じになります。
IOTXの返済義務が無くなる代わりに、担保が一部消えます。
これで10借りることができました。
返却方法
①Repayをクリック。
※返済しないと行けないIOTXが増えている為、IOTXから追加して完済してください。
担保の金額を抜く方法
①Withdrawをクリック
※Collateralをオフにしてもいいですが、オンのままでも抜くことが可能です。
CreamFinanceの対応ネットワーク
Marketの見方含め対応ネットワークを紹介します。
Ethereum/Iron Bank/BSC/Fantomが利用できます。
※特にFantomで使えるレンディングプロトコルが少ないので、Creamを利用してFantomも運用しています。
Total Supply:合計の預け入れ金額
Supply APY:預け入れた場合の金利
Total Borrow:合計の借り入れ金額
Borrow APY:返済の金利
全部のトークンが見れることで何が良いかと言うと例を用いて説明します。
預け入れられている金額に対して、借りられている金額が多いと返済金利が上がります。
利用率が上がると金利は上がります。これが、レンディングプロトコルの基本的な仕組みです。
このように、マーケットを見ることで安心材料にして頂ければと思います。
自分が借りようとしているトークンの利用率が低ければ金利がそれほど上がらない。借りようとしているトークンの預け入れられているトークン量が多いほど、利用率が上がりにくいという見方もできるかと思います。
レンディングプロトコルの注意事項
- Venusなど、すでに起きている事件は確認しましょう。
主要なトークンが多い事や、TVL(合計資産)が集まりやすい為レンディングプロトコルは狙われやすいです。 - プロジェクトによって扱えるトークンや条件が違います。
- 預けられる/借りられるトークンが違います。
Cream・Venus・Defi Pie・AAVEでもそれぞれ異なります。 - 担保にできるトークンが違います。
預けることができても、担保にできないトークンもあります。
※Creamの場合はないです。 - BorrowLimitedまでの割合が違います。
担保にした資産に対しての設定がサイトによって異なります。
利用してみたいという人は、それぞれの違いなどを把握し、今までどんな事件が起こったのかリスクを調べた上で実際に使ってみることをおすすめします。